■薄茶を点てるときに用意するものはなんですか?
【準備物:鳳雲(抹茶)、抹茶茶碗(ご飯を食べる茶碗などで代用可)、茶筅(ちゃせん)、茶杓(ティースプーン代用可)、お湯(沸騰させたもの)、マグカップ2個】
■薄茶で「宇治抹茶 鳳雲」美味しく点てる方法を教えていただけますか?
マグカップなどに水を入れ、茶筅をつけておきます。
乾いた茶筅の穂先は折れやすく、しなりが少なく点て難いので、普段使用していない茶筅なら20分程度水につけておく。
抹茶茶碗に2g(茶杓で2杯/ティースプーン1杯※軽く山ができる程度)入れ、その上に水を10cc(ティースプーン4〜5杯)程度入れ、茶筅で抹茶と水をシャカシャカして練ります。
練っておくことで、旨味、甘味の成分は浸出でき、苦渋味の成分は出にくくなって、更にダマになりにくくなるのもポイントです。
そして、練った抹茶の上からマグカップでお湯を50cc(マグカップのサイズによって誤差はございますがマグカップの四分の一から五分の一程度の分量が目安)計量して入れ、30秒から50秒シャカシャカします。
また、茶筅の持ち方ですが、人差し指を上に、親指を下、中指を横に添えるように持ち、腕は伸ばして、片腕や腕・手の力は抜いて手首のスナップを利かせて茶筅を前後に素早く動かし、最初は底から点て、大きな泡ができてくれば、茶筅を少し上に上げ点て、最後は泡を整えるように丁寧に前後させることできめ細やかな整った泡ができます。
■濃茶で点てるときに用意するものはなんですか?
抹茶を点てるときに必要な道具ですが、「茶碗」「茶筅」「茶杓(ティースプーン)」「抹茶篩(無ければ茶こしなどの網で代用)」「湯呑(湯さまし用)」です。
■濃茶で「宇治抹茶 鳳雲」美味しく点てる方法を教えていただけますか?
(最初に水を沸騰させておいてください)まずは、抹茶を茶杓3杯すくって、抹茶篩(ふるい)で通して、ダマになりにくくします。
次に(篩を通した)抹茶を茶碗に入れ、お湯を20cc程度入れ、茶筅で練ります。
この時のポイントは「い」と「り」という漢字を書くように茶筅を動かし、抹茶がペースト状に練ります(約60秒程度)。
そして、更に茶碗へお湯を20ccを加え、茶筅で練り、茶碗を傾けると垂れる程度まで練り上げ出来上がり。(約90秒程度)
お湯の量が少なすぎるとなかなかお客様の口に入っていかないので注意が必要です。